一般社団法人を設立した背景と、現在の取り組みについて

砂浜に半分埋まったモノクロのペットボトルと拾い上げようとしている手。背景には二人の子どもの後ろ姿

一般社団法人Re-EARTH Creative Futuresは、海洋ごみ問題を題材に、清掃活動・教育・モザイクアート表現を横断する実践的な取り組みを行っています。本記事では、法人設立に至った背景と、本活動をESDG教育として位置づけている理由について記録します。

法人設立に至った背景

活動を始めた当初は、個人として海岸清掃や記録を行っていました。しかし、活動を継続する中で次の課題が明確になってきました。

  • 活動を一過性で終わらせないこと
  • 子どもや教育機関と継続的に関わること
  • 行政や公共機関と正式に連携すること

これらを実現するためには、個人の善意や自主性ではなく、社会的責任を明確にした組織体制が必要であると判断しました。この判断から、2025年8月に一般社団法人Re-EARTH Creative Futuresを設立しました。

海岸清掃活動が示した「教育としての可能性」

2025年1月、北九州市若松区の柏原海岸で行われた海岸清掃活動に参加したことが、現在の活動の原点となっています。海岸に大量に打ち上げられた海洋ごみは、環境問題であると同時に、人間社会の無関心が可視化された光景でした。これは単なる「清掃体験」ではなく、社会と自分との関係を問い直す学びが生まれることを実感しました。

2025年1月26日 われら海岸探偵団にて柏原海岸清掃活動の記録
2025年1月26日 柏原海岸清掃活動

本活動をESDG教育として位置づけている理由

SDGs公式ポスター
SDGs公式ポスター

本法人では、こうした実践をESDG教育の一形態として位置づけています。
清掃という行動、回収された海洋ごみを素材としたモザイクアート制作、展示や年度ごとの記録・アーカイブを通じて、環境課題を「知識」ではなく、問い・行動・表現・記録を伴う学びとして捉え直します。
このプロセスにおいて、子どもは問いを立てる主体となり、大人や地域社会はその問いに向き合う側へと変化します。教育を学校内に閉じず、地域や社会へと開くためには、継続性と公共性を担保できる法人という形が不可欠でした。

現在の取り組みと社会的評価

現在は、以下の活動を継続しています。

  • 北九州市環境学習課から正式後援
  • 北九州政策局政策部サステナビリティ戦略課『SDGs市民活動スタートアップ支援事業』採択
  • 北九州エコライフステージ2025出展
  • 北九州市近海での海岸清掃活動(個人及びボランティア活動参加)
  • 清掃活動と海洋ごみの実態写真記録3601枚(2025年12月28日現在)
  • 海洋ごみを題材とした記録写真のモザイクアート制作
  • 放課後デイサービスとのワークショップ実施
  • タカミヤ環境ミュージアム(北九州市)と放課後デイサービスとの連携のもと、各関係機関をつなぐ連携・調整実施
放課後デイサービスとタカミヤ環境ミュージアム(北九州市)との連携した環境学習教育の風景
放課後デイサービスとタカミヤ環境ミュージアム(北九州市)との連携した環境学習教育の風景

これらの取り組みは、北九州市環境学習課より正式後援を受け、2026年2月15日には、タカミヤ環境ミュージアムにて【海洋ごみ×教育×モザイクアート】展を開催予定です。

海洋ごみ×教育×モザイクアート展の公式ポスター
海洋ごみ×教育×モザイクアート展の公式ポスター

今後に向けて

本法人の活動は、環境問題を啓発すること自体を目的とするものではありません。行動と記録を通じて、社会が抱える課題を可視化し、次の世代へ問いとして残すことを目指しています。今後も、行政・教育機関・地域と連携しながら、ESDG教育の実践として活動を発展させていきます。

※本記事は、一般社団法人設立に至るまでの活動背景および経緯を実施時期に基づき活動記録として整理したものです。

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