ESDG教育のイメージ画像

■ESD教育について(本プロジェクトにおける位置づけ)

Education for Sustainable Development(ESD)は、「持続可能な開発のための教育」とされ、持続可能な社会の実現に向けた価値観や行動を育むことを目的としています。
本プロジェクトでは、ESD教育を環境課題を知識として学ぶものではなく、行動・表現・記録を通じて、社会との関係性を問い直す教育実践として位置づけています。

■行動・表現・記録を軸とした学びの循環

海洋ごみ問題を題材に、個人活動やボランティアによる海岸清掃活動を通じて、海洋ごみの現場の実態を自らの手で「記録」します。清掃活動や海洋ごみの実態の記録は、モザイクアート作品として再構築される「表現」の素材となり、その成果は展示や年度ごとのアーカイブとして社会に向けて可視化される「記録」として残されます。これら行動(清掃)×表現(モザイクアート)×記録(展示・アーカイブ)を組み合わせることで、子どもから大人まで社会全体へと問いを投げかける学びの循環を構築します。

2025年12月27日 個人で岩屋海岸ビーチクリーン活動
2025年12月27日 岩屋海岸ビーチクリーン活動
2025年1月26日 われら海岸探偵団 柏原海岸清掃活動風景
2025年1月26日 われら海岸探偵団 柏原海岸清掃活動

■「知る」から「関わり続ける」学びへ

本プロジェクトは、海洋ごみ問題を単に「知る」ことにとどめず、関わり続ける学びへと転換する構造を持ちます。従来のように、手段や正解を教え与える教育ではなく、「自ら問い、考え、感じ、行動し、その結果を社会に可視化する」その過程そのものを学びとして捉えています。

■文部科学省の考え方との関係(引用)

文部科学省は、ESD(持続可能な開発のための教育)について、「持続可能な社会の創り手を育む教育」であると示しています。(出典:文部科学省「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」本プロジェクトは、この考え方を基盤としながら、地域における具体的な環境課題を起点に、行動・表現・記録という実践の場へと展開したものです。

■本プロジェクトにおけるESDG教育の位置づけ

本プロジェクトでは、ESDをSDGsの視点から具体的な行動・表現・記録へと展開する実践的な教育モデルを、ESDG教育と位置づけています。これは、ESDの理念を損なうものではなく、SDGsが社会に浸透した現代の文脈において、ESDをより具体的に、実践として可視化するための呼称です。

■地域に根ざしたESD環境教育モデルとして

本プロジェクトは、子ども・大人・地域・行政が関わり合いながら、学びと行動が循環していくESD環境教育モデルとして展開しています。海洋ごみ問題を一過性の出来事として扱うのではなく、活動と結果の記録とアーカイブとして社会に残し続けることで、次の世代へと問いと学びを引き継ぐことを目指しています。